リバースメソッドとは
”リバース”とは、再生、回復、また生まれ直しなどの意味があります
「リバースメソッド」は、発達が気になる子どもたちのためのオリジナルメソッドで、
36年以上の学びと、臨床活動の中で得たスキルから誕生しました。
このメソッドは、現場にずっと関わってきたことで、子どもたちから学ばせてもらい、
気づかせてもらったことが形になったと思っています。
「リバースメソッド」は、
発達が気になる子どもたちのための
オリジナルメソッドで、
36年以上の学びと、臨床活動の中で
得たスキルから誕生しました。
このメソッドは、
現場にずっと関わってきたことで、
子どもたちから学ばせてもらい、
気づかせてもらったことが
形になったと思っています。
特徴
発達グレーゾーンの子どもの発達を回復
発達グレーゾーンの子どもの発達を回復させ、その子本来の能力と自信を取り戻すための、理論と方法です。
リバース=生まれ直す、回復する
発達障害だから、能力が低いからと諦めるのではなく、その子本来の発達の道に戻る=生まれ直す、回復させるメソッドです。
子どもの発達を促す
発達障害かどうかではなく、その子の発達の課題を見つけて解決することで、発達を促します。
発達の偏りへの効果的なアプローチ
発達がなぜ偏るのかの、根本的な原因を理解し、効果的なアプローチを見つけます。
育て直しで発達を回復
発達の土台である、「からだ」を育て直すことで、発達を回復させます。
楽しみながら発達支援
オリジナルの「ぽじまる体操」を使って、子どもと楽しみながら発達支援をしていきます。
総合的な視点からのアプローチ
一つのやり方ではなく、総合的な視点でその子に合ったアプローチをしていきます。
子ども達が歩く発達のみちすじ
子どもたちは、発達の道すじを歩いていますが、さまざまな原因や要因が重なることで、発達の遅延などが起ります。しかしだからといって、早期に障害か否かをジャッジすることは危険です。
子どもたちの様々な困難は、この発達の道すじの中に取り残した「発達の課題=宿題」が残ったまま育っていることで、能力にも凸凹が表面化すると考えられます。
落ち着きが足りない、姿勢が崩れる、書字やルールの理解の困難など、の原因や要因は、一つではなく、「環境」「健康」「感覚・動き」「遺伝」などいくつかが重なっていると考えられます。
ですからまず、障害か否かをジャッジするのではなく、「この子の困難はどこからくるのか」という、原因や要因を理解することがまず必要です。
多方面からのアプローチで可能性を探る
特に現代は、化学物質などの影響から脳の発達を阻害されるなどの因果関係がある、ということが分かってきているので、それについても理解し、適切なアプローチができることが求められます。一方方向からしか子どもを見ないとか、この方法ならよくなりますという安易な説明では、お母さん方は、次々と子どもがよくなるように、育つようにとあちこちを回り、子どもと共に疲労してしまいます。
私は、このメソッドを開発したのは、発達の基盤である身体の発達の様子を把握すること、そしてその発達をリバースできる遊びや運動を提供したいと考えたからですが、このメソッドだけでよいかとは決して言えないと思っています。
それよりも、このメソッドによって、更に一人一人に必要な「治療や療育や教育サポートなどに繋げることができる」ここが一番の使命だと思っています。
だからこそ、人間の発達の一番の基盤である「身体の発達とそこへのアプローチ」を大切にし、子どもたちの能力が花開くために必要な支援先はどこなのか、ということをより適切に理解でき、ネットワークの中で子どもたちが育っていくことができる仕組みを完成させたいと思っています。
子ども発達支援者養成講座では、発達のプロセスの中に取り残された「発達の宿題」を見つけること、そして「生きるエネルギー、健康な体、自由に適切に動く身体」を豊かに育てることによって、発達の宿題を片付けるなど、子どもたちの発達を再生、回復させる考え方やスキルを学び、日本内外で活躍できる人材を育成しています。
子どもの発達ピラミッド
落ち着きが足りない、言葉や認知、社会性などの問題は、その能力の問題ではなく、他に目に見えない原因や要因が隠れています。
人の発達は、①からだ②言葉③思考、社会性の順番に進みますが、②や③に気がかりなことがある場合、その原因や要因は①の体にある可能性が高いのです。
その根本的な、原因である、
課題=「発達の宿題」が残ったまま育っている子どもが急増しています。
私たちは、「からだ」の育ちに立ち戻り、健康、感覚、そして身体機能のそれぞれをしっかり豊かに育てることを通じ、発達の宿題を片付け、本来の生きるエネルギーや能力を回復、再生することを目指しています。
姿勢・認知・言葉
子どもたちの問題は、一人一人違いますが、まず体・身体という「発達の土台」が豊かに育つことで、姿勢が整い、集中力や認知そして言葉・・・というように、順番に発達の道すじを歩んでいくことができます。
まずは、生後約1年間の身体の健康・感覚・そして身体の機能が発達していくことが大切です。
そして、身体機能では、首の座りや寝返りなど、一つ一つの動作ができる→正しくできるという、発達の質を高めることが重要です。
動作ができても、何となくできる、という状態では、十分に能力が育たず、凸凹として表面化する可能性があります。
まずは健康な体と身体をしっかり育てましょう。
コミュニケーション・社会性
子ども同士の関わりがなかなかうまくできない、集団生活への順応が困難というケースも多く見られます。
しかしだからといって、「仲良くしましょう」とか「迷惑をかけたらあやまろうね」と言っても、改善しないことが多いでしょう。
なぜか・・・それは、コミュニケーションや社会性の発達は、体・身体の発達(=発達の土台)が十分に育っていることが必要なのです。
まず基本をしっかり豊かに育てること、残っている「宿題」を片付けることから始めることで、子ども自身が「わかった!やれる!」と、理解力と自信が育っていくのです。